2011年4月29日金曜日

稲毛のキャンディー訪問


 稲毛キャンディJBL DD66000を聴きに行ってきた。DD66000は現在のJBLのフラッグシップスピーカである。(2006年発売開始)
まもなく我が家にやってくるJBL4341と比較の目的もあるがキャンデイーの音が良いと評判が高いのも気になったためだ。

キャンディのDD66000音の印象
・JBLらしい目の覚める音
・詰めた大人の音
・ライブなどリヤル感も高い
・鮮烈な印象もある
良い音聴かせてもらいました。

ただ、JBL4341を試聴した時の若々しい音の鮮烈な印象には届かなかった。DD66000は、突き詰めた技術と熟成された音決めがされているような感じだ。まあ、それはそれで良いのだが、JBL4341の若くハチ切れんばかりのエッジの聴いた音とは異なる感じでした。


2011年4月21日木曜日

JBL4341 への期待高まる2

この記事の切り抜きがすべてを物語る。

2011年4月15日金曜日

JBL4341 への期待高まる

ステレオサウンド(1998年)にこんな記事が、ますます期待が高まります。
ウーハ2つのJBL4350(1973年)とウーハ1つのJBL4341(1974年)は、ユニットも同じものを利用した兄弟の様なもの。JBL4341の方が家庭設置の現実味を帯びてJBL4350の1年後に発売されました。
雑誌の記事(1998年)は、JBL4350についてですが、これほどの評価を見たことが無いですね。

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~とにかくJBLが威信をすけて作り上げた入魂の力作です。この翌年に同じ4ウェイながらシングルウーハァーの4341が発売された分けですから、4350を現実的にしたのが4340シリーズ(4341)だとも言えるわけです。
以降連線とつづくJBLの4ウェイ路線を示すためのフラッグシップ。おりしも超ド級モニターの分野では、ウェストレイクというライバルがT2という超ド級のモデルを発表していました。JBLとしても老舗の意地にかけてライバルに対抗できるモデルがなければならなかったのです。4350は当時の言葉でいえば「スーパーカー」にも匹敵する存在でした。
さて、そのサウンドです。「スピーカと言うものは、真に迫れば迫るほど嘘つきである」という言い方がありますが、その意味でいえば、4350は完全犯罪者ですね。「グレートジャズトリオ」でいうと...はっきりいってウチのスピーカは負けました。迫真性にかけては、もうかなわない。感激しました。もう、エライッ、としか言いようがありません。言葉を失う音です。音像のリアリズムとか、安易な言葉にしたくないサウンドですね。
―――

ますますホレました。

Over

2011年4月13日水曜日

JBL4341 いか〜ん虫が

いかーん。悪い虫が騒いだ。
先日、JBL4341(当然中古1976発売です)を試聴したのがまずかった。思慮した結果、震災で負傷したB&W802Dを下取りにしメインスピーカをJBL4341にする事を決心したのだ。
-決心に至ったポイント-
・JBL4341の試聴結果があまりにも良すぎた。
・後継のJBL4343との対比試聴でもあっけなく勝っていた。
・今までいろんなショップやイベントで聞いたスピーカの中では1つ飛びぬけていた。
・後継のJBL4343は、かなり日本でも販売されたようだが、JBL4341は輸入数も少なかったようだ。
・ジャズ系はJBLだと思っていたが、女性ボーカルで不安があったが4341では払拭された。
・B&W802Dの次は、JBLとかのホーン系に変えるともともと考えていた。
・お店の人の評価も良い。知る人は知る名器だそうだ。
・最新のJBL製品(数百万クラス)を聴いてもほどなく良いかなとは思うが感動しない。しかしJBL4341は感動した。
・まったくの偶然の試聴で出あったJBL4341、これは運命と感じた。
・B&W802Dの修繕費がかかる。切り替えのきっかけ。

-お店の人に聞いたJBL4341の音が良いと思われる理由-
・ALLアルニコ(コバルト)ユニットを使用。
    コバルトは1976頃を境にスピーカユニットとして原材料不足から一般的に採用されなくなった。
    アルニコユニットは、音の切れがいいとされている。
・スピーカボックスが天然木を使用し最近の合版とかではない。
・JBLの最盛期に天才たちが本気で作った製品。
・不思議ですね。時代と共に音が悪くなるとは。
    販売競争が結果悪い方向になった。つまり技術革新が、コストを抑えたラインに追い付いていない様に思える。

しかし導入はまだまだ先。連休を明けしばらくしてとなる予定です。お楽しみに。

Over

2011年4月11日月曜日

JBL4341を聴いてきた


IKAZUTIとの対比でJBL4341(中古)を聴いてきた。ちょっと寄って比較試聴のつもりでしたが、これはすごい。JBL4341は、発売後40年ですがまったく色焦せていないどころか心を打つサウンドでした。はっきり言ってマイリマシタ。3時間もいろいろとお話しさせてもらいました。

●JBL4341の特徴(4343と比較試聴もしました)
  −allアルニコ(コバルト)のユニットで、アルニコは音にキレがありました。
  −4343や4344と比べてユニットがまとまっているので、音が散らばらない。
  −同じく対比で、バッフルボードが固定で接着方式なので音に締まりが出る。
  −最新のJBLを買った人が、JBLビンテージに戻ってくる例は少なくないそうです。音作りの本気度が昔はすごかったとしか言いようが無い。ボックスも昔は天然木ですが、最近は木目シートを張っているとかなど。
  −この4341を個別に狙っているユーザが多いようです。価格を見ればわかりますが、まだ新しい10〜30年前発売の、4343、4344とかの中古より2割は高いですね。
  −4341は世の中に玉が無いので滅多に中古が出ない。上中下では、この製品は上の様です。

●IKAZUTIやB&W802Dとの対比では
  −定位では、IKAZUTI
  −音の張りでは、4341
  −音の透明度では、4341
  −低音の解像度では、4341
  −JAZZ女性ボーカルでは、IKAZUTI
  −ラッバ、ピアノ系では、4341
  −クラッシックは、B&W802D

●参考文献
1974年、JBLプロシリーズの4wayモニタースピーカーとして華々しくデビューしたのが、この4341です。しかし、日本での販売台数は少なく、後の大ヒットとなる4343の登場に押され、ほとんど流通することはありませんでした。ウォルナット仕上げのWXと、グレー塗装、シルバーフィニッシュのSFとの、2ラインナップがあり、特にこのシルバーフィニッシュは数が少ないため、現在、コンディション良好なモデルを手にすることは困難となっています。今回の4341はワンオーナー品、オリジナル状態でこの美しさです。

15インチユニットを搭載した4wayでありながら、4343よりもコンパクトなキャビネットサイズは、大き過ぎず、小さ過ぎず、設置に最適な容積です。4343では時にだらしなくなってしまう低域再生も、しっかりとダンピングの効いた描き分けのできる音階表現が可能です。4345と同じく、底面に袴を履いていることも、特徴のひとつです。

デバイディングネットワークは、4341という、シングルドライブ専用設計です。4343、4344では、マルチドライブへの移行が可能で、より思い通りに音作りをするためには、欠かすことができない領域ともなっていますが、シングルドライブでここまで気持ちよく鳴ってくれる4341は、往年のプリメインアンプや管球アンプとの組み合わせが最もよく合う43XXスピーカーと言えます。難しいことを抜きにして、好きな音楽を心地よく聴かせてくれる良い製品だと痛感します。現在、そのような機種が本当に少なくなってしまったことが残念ですね。

標準では2405の位置がアシンメトリーですが、ブランクパネルとの入れ替えを行い、シンメトリーに変更済みです。

オーディオ評論家、故・瀬川冬樹氏も、この4341を愛用されていました。4343からのJBLスタジオモニター人気の原点となった尊いスピーカーです。当方としてもストックしておきたい一組ですが、今回は、探されているコレクターの方のために、貴重な一品を出品いたします。どうぞ、懐かしきあの時代の音を心ゆくまでお楽しみください。


4350の開発技術を継承した4ウェイスピーカーシステム。
4340はマルチアンプ方式、4341はネットワーク方式を採用しています。
低域には38cmコーン型ウーファー2231Aを搭載し、中低域には25cmコーン型ウーファー2121を搭載しています。
また、中高域にはドライバー2420とエクスポネンシャルホーン2307、音響レンズ2308を組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載し、高域にはホーン型トゥイーター2405を搭載しています。
各ユニットにはアルニコVマグネット、エッジ巻きリボンボイスコイル、ギャップなどを採用しています。また、中低域用ユニット2121は4340/4341用に新開発されたもので、磁束密度10,000gauss、重量2.9kgの強力マグネットアッセンブリーを採用することで音質向上を図っています。
指向特性は16kHzにおいて水平60゜、垂直30゜となっています。
中低域、中高域、高域のレベル調整をフロントパネルから行えます。
マルチアンプ方式で使用する4340はパワーアンプの他に、ディバイダー5231または5232と、フィルター基板52-5140が必要です。
それぞれにグレー仕上げとウォルナット仕上げの2種類のバリエーションがありました。

2011年4月9日土曜日

IKAZUTIがきた 速報


頼んでおいたIKAZUTIがきた。ひさびさの新スピーカの購入です。全く音楽が聴けなかった3.11震災から、はや一ヶ月です。いろんなイベントに伺って音楽やオーディオを楽しんだ日々でもありました。
さてさて忘れないうちに、音出しの速報です。
・一言で表現するとGOOD
・聴いてて10分で寝入ってしまう心地良さ
・B&W802Dとは毛色の違う音 当たり前か
・既製スピーカでは聴けない音
・このスピーカは箱の響きを旨く利用している。箱鳴りを押さて、がっしり作り込んだスピーカとは違うタイプ
・高SNとかで追い込んだスピーカではなく、試聴を繰り返してつくられたスピースであると感じた。
・その点からも、数値的な音響特性から追い込んでない分、ゆとりを感じるし聴きやすい。
・B&W802D対比では、女性ボーカルが自然な音に聞こえるし。ラッパ系の楽器が艶かしい。

いやー、ここにたのんで良かった。まずは速報でした。



(参考Q&A)
1、エージングについて。エージングによる変化は想像より大きい。勿論良くなる方向。よくかけて聴いていただく音楽の鳴りっぷりが良くなるというのはよく聞かせていただく言葉ですが、おそらく、ユニットの動きがが年月と共にこなれていくということが大きいと思います。どう変化するかは、鳴らす音楽でも変わると思います。楽しみながらとことん鳴らしていただきたい。

2、バッフルネジ、ユニットの締めについて。音に締まりが無いように感じられたら、少し閉めてください。強く締める必要は無いと思います。半年に一度くらいで良いと思います。

3、色について。色は、年月と共に少し飴色を帯びてくる。柿渋をさほど効かせてないので、さほど濃くならないと思います。

4、メンテナンス。一年に一度くらい、ユニットに触れないように注意しながらオリーブオイルをしみこませたやわらかい布で拭いてください。乾燥しがちなお部屋でしたら年に二度ほどお願いいたします。オイルは一般的なものでよろしいです。

over

2011年4月3日日曜日

横浜ダウンビートに行ってみた

 前から気になっていた、横浜のJAZZ BARダウンビートに行ってきた。いや老舗の雰囲気のあるお店で、今日はライブがあるとの事でした。三ヶ月に一度ぐらいで開催しているようです。ソースはアナログLPがほとんどでCDはかけないそうです。スピーカはアルテックのA7で、気持ちよくなっていたなー。
お客は、良くしゃべるおじちゃんが1人でしたが、どうも話を聞いていると音楽業界の人の様で、お勘定タダでお店とおつきあいの方だった。女性ボーカルを聴きたいと言ったらSalena Jonesを選定してくれた。これがまたよかったねー。